想い

 私は富士見町の自然、風土そしてその中に暮らす町民の皆様に限りない愛着を持っています。
 すなわち平たく申し上げると、私はこの富士見町が大好きだということです。

 このことがすべてのベースであり、もっと住みよい町にしたい、住み続けたい町にしたい、住んでみたい町にしたいという強い思いを持っています。
 私は、富士見町には大きな底力があると思っています。他の市町村と比較しても決して劣らない多くの強み、特性を持っています。
 富士見町には厳しい自然条件があります。長い歳月の間、この厳しい自然環境と対峙する中で、この地域の人々の間に培われてきた忍耐力や勤勉性、困難に対する団結力、周囲の人々への優しさ、そして自然の恵みに対する感謝と畏敬の念。こういう精神性や自然条件の中で生まれたこの地域の風土、歴史、文化そしてこの町に暮らす人々に私は限りない愛着を覚えています。
 恵まれた自然や大都市圏からのアクセスの良さも大きな強みです。町の農業には蓄積された技能・技術があり、工業も卓越したものづくりの技術・技能と開発力があります。
 また、それぞれの地域の中には、お互いに支え合い、協力し合い、ともに喜びや悲しみを分かち合える風土があります。
 これらが地域力であり、人間力です。これこそが底力と思います。このような人間力・地域力豊かな町だからこそ、富士見町に移り住んでこられた方々も多いはずです。
 この豊かな人間力、地域力、底力を守り、伸ばし、引き継いでいくことが私の使命であると考えています。
 そして町の強みでもある多くの資源、特性を総合的にバランス良く高めることこそが町の活性化、人口減対策にも繋がっていくものと信じています。
 私は民間の製造会社に28年間、役場に12年間勤務をしてきました。したがって官民双方港からの視点を持っていると思っています。官と民ではどちらが良い悪いとかただしいというのではなく、ものの見方や考え方、その切り口に明らかに差異があります。特にスピード感覚、コスト意識には違いがあります。その違いがあるということを知っているのも私の強みです。
 私は私の色で、私なりのリーダーシップで町政を担っていきたいと強く思っています。
 そして町民の皆様の声をこまめに吸収し、町民の皆様と意欲ある町職員の知恵を結集しながら、よりよい町づくりに向けて、これからも変わらず、誠心誠意取り組んで参ります。